競売で不動産オーナーになりたい。ワンルームマンション＜物件の選定＞

物件の選定

　 依頼をうけてからいくつかのワンルームマンションをピックアップし、４回の入札に臨んだものの落札できず空振りに終わりました。
　原因はやはり、利回り物件市場の加熱です。一つの物件に１０件以上の入札が入ってくることも珍しくない状況で、３回目に入札した物件には２３件もの入札があったのです。

　その後、良い物件がでてきたのが３ヶ月後のことです。

　１． 交通：東武伊勢崎線「草加駅」徒歩４分
　２． 専有面積：３０．０５�u
　３． 間取り：１K
　４． 総戸数：４０戸
　５． 築年月：平成３年３月
　６． 管理費等：８，７３０円｛修繕積立金を含む｝
　７． 最低売却価格：２，０２０，０００円

　次にこの物件の専有状況は物件明細書・現状調査報告書によればこうあります。

　・ 占有者：牧原氏
　・ 契約期間：二年間
　・ 契約条件：月額賃料６５，０００円　敷金１３万円

　以上を短期賃借権として買受人が引き継ぐものとして物件明細書に記載されていました（但し期限後の更新は買受人に対抗できない）。つまりこの物件を購入した場合、契約の期間内は賃貸しなければならず、上記敷金を引き継ぐことになり、牧原氏退去時には返還しなければなりません。

＞＞現地調査につづく

競売ドキュメント「ワンルームマンションで不動産オーナー」

1. 競売入札への動機
2. 入札の問題点
3. ＞＞物件の選定＜＜
4. 現地調査
5. 入札金額を決める
6. 晴れてオーナーデビュー