だるま不動産 WebSite
リーマンショック2:ヘッドライン。ご質問は埼玉県春日部市、国道16号線沿い 株式会社だるま不動産まで。TEL.048-662-9440
トップページヘッドライン−リーマンショック2

リーマンショック2:ヘッドライン

■2008年10月28日(火) 第28号:カテゴリー(豆知識
 リーマンショックを解説した9月17日の記事に注目が集まっている。10月に入ってからの日経平均の下げのきつさも手伝ってのことだろう。

■リーマンショック:9月17日公開記事
http://www.agent-service.jp/headline/headline.cgi?V=122163728021

 リーマンショックとは端的に言えば米国証券バブルの崩壊で、サブプライムローンの破綻は米国土地バブルの崩壊だと見ると理解が早い。両者は密接な関係を持つがイコールではないからだ。土地バブルの崩壊に関しては、日本にも経験があるように上がりすぎた土地価格と実勢価格、そして実体経済の齟齬が「現実」へとその針を戻したことが理由ではあるが、注目すべきは土地の価値が「ゼロ」になることはない点だ。一方のリーマンショックは「証券バブル」だ。これは「バーチャルマネー」の破綻であり、金額が印字された証券は紙くずになることもある。

 砕いて解説するなら証券とはバーチャルマネー、現実には存在しないもので、市場参加者(消費者も含む)がその価値を認めている間だけ存在が許されるという性質を持つのだ。俗な例を持ち出せば「ロン毛」「ガングロ」など、流行や価値観の変化による一転して「ダサイ」と呼ばれるように移ろうということだ。ただしそれだけならば「バブル崩壊」としてリーマンの名を冠することはない。

 リーマンブラザーズ証券とは1850年に創立された名門で、経営危機が叫ばれる中でもこう言われていた。「大きすぎてつぶせない」、いわゆる「Too big to fail」だ。リーマンショックを同業種から山一証券の破綻と重ねて解説する向きもあるが、リーマンショックと呼ばれる背景からは「ダイエー」や「そごう」にも近いと言える。潰れない、つぶせないだろうと見られていたからこその「リーマンショック」なのだ。
 日経平均の下落に円高と日本を取り巻く市況を解説する声は悲嘆に染まっている。こんな時代だからこそ土地資産のプロとしてこういいたい「土地の価値はゼロにはならない」。リーマンショックがあらためて教えてくれた気がしてならない。

ヘッドライン(2008年10月28日(火))
∇豆知識一覧∇ヘッドライン一覧∇トップページへ
まずはお気軽にご相談下さい。任意売却にてお問い合わせの際は「だるまのハマダ」とお呼びしください! ダルマのはまだへのご相談はTEL.048-662-9440