掘り出し物件をみつけて庭付き一戸建てに住みたい<件外物件についての交渉(2)> 埼玉県春日部市、国道16号線沿い 株式会社だるま不動産TEL.048-662-9440
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掘り出し物件をみつけて庭付き一戸建てに住みたい<件外物件についての交渉(2)>

登場人物
購入者  遠藤哲也さん
件外建物の所有者 佐藤タミコ
競売物件所有者 佐藤一郎氏
以前からの当社お客様 桑田氏

件外物件についての交渉(2)

 予定どうり翌週佐藤氏と面談を行いました。

 先週お会いした後も何件か、他業者の訪問があったらしく不安感からか条件次第でこちらの意向に従っても良いとのことで(個人的にはあまり好きな言われ方ではないのですが)下記のような要望がありました。

  1. 退去するとしても母親と家族が一緒に引っ越すためある程度まとまった金額が必要になる。
  2. 他の業者からも似たような提案は出されており、正直なところ一番条件の良いところと取り組みたい。
 多少駆け引きが感じられますが、詳しく聞いてみると転売を目的とした業者の買取から話があり、居住を目的とした当社の金額を上回るとは考えにくいのです。上記の要望に対して以下のようにお答えしました。
  1. 全体的な予算はすでに決まっており、件外物件の購入に必要な金額が増えれば必然的に本体の入札価格を低く設定することになり、その結果落札できなければ本末転倒で、お互いに良いことはなにもない。
    当方の推定による落札可能金額から逆算した場合300万円が上限である。ただこの金額についてはこれまでの実例から考えてけして悪い条件ではない。
  2. 当方としては見えない他の交渉相手の条件によって金額を上下させる意思は無く、これ以上の金額が必要なら残念ながら購入を見送るしかない。
 他にも細かな説明はしましたが概略は以上です。

 買主も購入金額を銀行で手配する都合上、二週間以内にお返事をいただく約束をしたところでこの日の交渉は終了しました。

 条件面について直接見えていない相手と競り合いをするのは得策ではありません。その相手が本当に存在するかどうかすら不明なのですから。
 この場合駆け引きには巻き込まれず、ある程度(通例や慣習による)の条件を提示して期日を切って答えを待ったほうが良い結果が出ることが多いのです。
 あまり要求が厳しいようであれば見送る勇気も必要です。有利な交渉に駆け引きは不要です。策士策に溺れるということわざもあるくらいで、やりすぎは裏目に出ることもあるのです。

>>件外物件についての交渉(3)につづく

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2024年4月23日(火)